村行事ので薪調達?
2022/03/20
田舎での作業、村用で薪調達ができる?
春村用での作業内容
僕の住んでいる田舎では年に3回ほど地域の作業があります。その内容は主に草刈りですが、今日やった村用の内容は、メッシュの点検と林道の整備が主です。
メッシュとは、集落と山の間に鉄の柵を張り巡らせて、山から鹿や、猪、熊等が集落に入り野菜や米を食べる被害を防ぐために設置している物です。この春村用では雪の影響で倒木・倒竹の影響で柵が壊れていない事を確認し、壊れた場所は修理する作業です。林道の整備は同じく雪の影響での倒木、倒竹の処理や、根っこから倒木した場合の土砂の処理を指します。
今年は大雪の影響から倒木が多く、僕は木の処理を行いました。
チェーンソーを扱って倒木の処理を行いますが、正直とても危険です。倒木した木が地面に落ちていたらまだ簡単ですが、今回処理した倒木は、中折れしたスギがツルと周りの木に絡まり宙吊り状態のものであったり、直径30㎝ほどあるスギが、根こそぎ倒れ林道を塞いでいたりしました。
林業大学校で木の処理を学んでいますが、倒木の処理はなかなか無く、これまでの経験と重心の確認、想像力が必要になってきます。
大事な事は決して焦らない事と、作業前に周囲の確認をすることです。
ツルに絡まったスギの処理では、絡まっているツルのを切る作業、スギが絡まっている木を切る作業、切って落ちた木の処理を繰り返し、細かく作業をして行きました。
根こそぎ倒れたスギの処理では、まず木の状況を見ました。根こそぎ倒れたスギは直径30㎝ほどで根っこには土や石が大量に付いていて、下の木に掛る形で止まっていました。
根こそぎ倒れたスギの処理では木を切った瞬間、木の重みが無くなり、根っこが元に戻る事があったり、支えが無くなり根っこが落ちてしまう事が予想されます。
なので今回はスギの下の木をスギの掛かっている位置より高い位置で切り落とし、次にスギを掛かっている木の先で切り落としました。そうすることで根っこが下に落ちる事を無くそうとしました。
おかげで根っこは下に落ちることも元に戻る事もなく安定してくれました。その後、枝払い、玉切りをして木の処理は終わりました。
村用で出た木は人が手で運べるように1メートルくらいで玉切りしています。このサイズの木はなかなか使い道が無いですが、薪にしたら十分使えます。なので、木が乾燥した後取りに行って薪としてまた玉切り、薪割りしなおして再利用したいと思います。
今回は怪我無く無事に作業を終えることが出来ましたが、倒木の処理やチェーンソーの扱いは大変危険なのでしっかりと学び安全確認をしっかりして作業してください。
ご安全に。
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